2012/12/22

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その六:プラン作り4 オプションツアーの話1】

 なぜ日本語を勉強し始めたのか、ってよく皆に聞かれます。なぜ日本に来たのか、と同じぐらい頻度。

 僕は、小さい頃から日本語に対して大変興味があったのだ、もちろん一番大きな原因だったのが、サブカルチャー文化かなあと思います。それにハマっちゃったので、そこから日本語を勉強し始めたのだ。

 最初は一人で独学し、その後学校に入ってから、めでたくすごくいい先生たちと出会いました。その先生たちに恵まれて、こんな僕がいます。まだまだ一人前にはならないだと思いますが、これからもさらなる成長を目指して頑張って行きたいと思いますので、こんな僕を応援していただければ本当に嬉しいことです。

 さて、昨日も一日休ませていただきましたが、本当に有難うございます。僕が書いた記事を楽しんで読んでくれるだけで、本当に何よりも嬉しいこと、もちろん自分の考えや記憶を頼りに書いてきましたので、もしどこか間違いが見つかったら遠慮なく僕にお教えください。


 では、前回の続き、皆に色々と台湾の有名なところを紹介したい気持ちがすごくあり、それでしょうがなく時間のためいろいろ削ることになったのですが、やはりどうすればいいかと皆と相談し、「じゃあオープションツアーにしましょうよ」って提案が提示され。じゃあそうしようってことに。

 そして、オープションツアーについては、すべて夕方正規ツアーと研修会が終わってからにするので、バスは使わず、そして所要時間はどれぐらいの長さにするかもひとつの悩みでした。

 まず、候補として正規ツアーに組み込むことが難しいけど、やはり一見すべきなところから選ぶことに。

 そして、実際に実行できる時間帯は、一日目の夜と二日目の夜、だけでした。三日目は午後に帰国するので。

 さっそくオプションツアーの内容を見てみましょう。

 一日目の夜: タイペイアイで伝統芸能鑑賞、春水堂でタピオカミルクティー


 二日目の夜: 士林夜市、西門町

 
 一日目の夜タイペイアイの伝統芸能鑑賞については、もともと開演時間が夜のため、正規ツアーに入れられなかった。そして春水堂は、団体予約ができないため、やむを得ずオプションツアーで行く事に。


タイペイアイは、台湾の伝統芸能鑑賞の聖地。(2012年6月27日 タイペイアイ)


 二日目の夜に訪れる士林夜市と西門町も、夜にならないと賑わわないので、こちらも正規ツアーで訪れることができない。
士林夜市、台湾で一番有名な夜市、台北市民の台所とも言われる。(2012年6月28日)

西門町、台湾の渋谷とも言われるように、若者で賑わう街。(2012年6月28日 西門町)


 で、どうやって行くのかも、考えないといけません。

 一番いいのが地下鉄、なぜなら台湾の地下鉄に乗ることは普段のツアーではほぼ実現できないが、地下鉄こそその国の「生活」を生で体験できるとこです。ただし、団体で行くときの注意点などは大変多いので、挑戦度が高い。

 その次が、路線バス、路線バスのレベルが高い、なぜなら団体で行くと特にラッシュアワー時には皆乗り込めるかどうかが問題です。

 最後は、タクシー。タクシーは少人数の時に使うとスムーズに行けますが。団体になると絶対分けて乗車しないといけないため、本当に難しいです。

 結局この二日間のオプションでは、一の地下鉄と三のタクシーを実際に使わせていただきました。

 詳しい紹介につきましては、申し訳ございませんが、また次回にさせていただきます。m(__)m

2012/12/20

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その五:プラン作り3 観光スポットの話】

 2012年はこれから最後の10日間に突入します。今年の良かったと思うことはいくつかきっとあるはずですね。感謝しながら新しい年を迎えましょう。

 1月1日のご来光を見に行く人は大勢いるのではないか?ご来光をご覧になって、新しい一年でも頑張っていけるようパワーを頂きたいですね。僕はその日時間があったら銚子に行きたいな。

 で、昨日一日投稿を休ませていただきましたが、どうもありがとうございました。そして大変お待たせいたします。今年中にこの連載を終わらせていただきたいけど、内容的にはどうでしょうね。自分もはっきりわからないままですみません。

7月に添乗で日本に来た友人たちと行ったディズニーランドも今年のいい思い出になります。(2012年7月 東京ディズニーランド)


 最近トルコ語にハマってるって前も言ってましたが、ちょっとここで少しおもしろい話を。

 日本語を勉強する前に、日本語を少しながらも「ありがとう」や、「いらっしゃいませ」とかよく耳にする機会がありました。台湾では日本語は英語よりも人気なため(かも)だと思います。

 で、そんな中に、悪口言葉も最初から知ってますし、例えば「バカ」「アホ」「チクショウ」とか、で、日本語を勉強し始めてからだんだんといろんな悪口言葉を知るようになって来ました。例えば「クズ」とか。

 今日は悪口言葉教室ではないのであえて保留させて頂きます。今日言いたいのが、「クズ」という言葉です。

 トルコ語を勉強し始めて、最初に覚えたのが「Kız」と書いて「クズ」と発音するこの単語です、なぜなら日本語の悪口言葉の発音のままですが、意味は全然違います

 トルコ語では、この「Kız」という言葉は、名詞として使うときには、「娘」「女の子」という意味になります。トルコ人は日本に来て絶対最初にショックを受けた言葉もこれに違いないかなあと勝手に想像してました。

 そして、この「Kız」動詞として使うとどうなりますか。

 答えは「怒る」という意味になります。

 こっちもなかなか面白いね。逆にこっちのほうが日本語と似てる?かも知れません。



 冒頭が長くなりましてすみませんでした。

 では、本題に入ります。

出発前に空港で研修についての説明なさいました関西組担当のサブチーフ亀井先生。(2012年6月27日 関西空港)


 前回、と前々回では、ホテルや、レストランについて、どのように決めさせていただいたのかをその経緯を説明させていただきました。今回では、観光スポットにつきましてその選択基準をご説明させて頂きます。

 
 まずは、選択基準ですが、他の団体ですと、参加者の目的などは大体主催者側の企業や学校、官公庁とかの中にある担当者たちと相談すれば決められますが。私達視察研修団ですと、どうしても参加者のご要望にも答えなければなりません。

 実際的には、参加者たちにとってどんなところに見に行きたいとかを予めある程度の予測をしなければなりません。

 でも、前前前回(笑)にも書きましたように、参加者の中に、初めていく人もいれば、何回も行ったことある人も存在するし、「台湾」について予めある程度の知識を持つ方もいらっしゃれば、ゼロのまま来られる方も少なくありません。

 もちろん視察団ですので、皆に予め予備知識として台湾事情を勉強しておくように説明はしましたし、後はベテランガイドたちの腕の見せとこですし。心配はそこまでありませんでしたが。

今回は視察研修です。(2012年6月28日 シーザーパークホテル台北 南京ルーム)


 問題は、初回の方と、何回も行ったことある方の方かなあ。と思ってましたが、協会の方々と相談してからも、そんなに問題はないのではと少し焦りを落ち着かせてもらいました。

 だって、視察研修ですもの。観光の気分ももちろん重要ですが、ある意味では初めてでも何回か来たとしても、今回は別格です。

 視察研修という目的がある。ということで、例えば何回が行ったとしても、今回は単なる観光者ではなく、ここについて「勉強」しに来ますから。視点としても全然違いますし。「初回」同様と考えればいいことです。

 ですので、視察、研修にふさわしく、人気スポットを全て入れさせていただきました。

 視察、研修と言っても目的はいろいろありますが、今回の目的の一つである海外の観光誘致について見学するのがありますので、でしたら人気スポットにしてみればまさしく誘致成果が出たところですね。そこで、なぜその観光地は人気になったのかについて視察し、そこの魅力やそこをガイドするときのガイドスキルを研修し、更にもう一つの目的である旅程管理の実地研修にも、ちょうどよくお客様を連れて行くところを研修するので、すぐに役に立つと考えられます。

 では、もう一度今回訪れる観光スポットを見てみましょう。


 一日目龍山寺台北101

 二日目中正紀念堂九份

 三日目:(台北)故宮博物院


 どれも初めて台湾を訪れる人がよく行く場所でもあるし、世界でも知名度の高い観光スポットですし。世界中からの観光客で賑わうとこですので。では、簡単に紹介させて頂きます。


 龍山寺

台湾の若者も普通にお参りに来る龍山寺。 (2012年6月27日 台北龍山寺)


 台湾屈指の古寺の一つで、地元の方々によって古くから信仰されてきたお寺です。観音菩薩を主神として祀り、二戦中に空襲され炎上しても木像の神体にはほとんど無傷だったそうです。

 ちなみに、台湾では若者もよく寺院にお足を運ぶので、寺院とその周辺は市場みたいな感じなので、年配者だけが行く日本のお寺に対するイメージとは全然違います。また、いろんな願いをここ一箇所で掛けてもらうためにいろんな神様を一緒に祀るため、願掛けのコンビニとも言われてます。


 台北101

真下から撮った台北101。(2012年6月27日 台北101)


 かつては世界一高さを誇ったビルで、今でもその奇特なデザインとして人気を呼んでいます。建設中には日本の建設会社も活躍されたりとか、日本の技術も沢山取り入れられて完成後は台北のランドマークになりました。

 ちなみに、その奇特なデザインは、中国の伝統的な「風水」説を取り入れた結果とも言われてます。また、ビル本体の外装や内装においても沢山な「風水」的なデザインを巧みに洋風デザインに溶け込んでます。


 中正紀念堂

横から見た中正紀念堂。(2012年6月28日 中正紀念堂)


 日本人では知らない人のいないほどの人物「蒋介石」は、元中華民国総統で、日中戦争の中国側の最高指揮者だった方でした。この記念堂は当時亡くなられた蒋介石を記念するために、台北市の中心部に作られたので、両側には国家レベルの音楽劇場を併設し、本堂では毎日有名な「衛兵交替式」を昼間に0分毎に行われています。

 ちなみに、蒋介石は、実は大の親日家でもあったという説もあります、日本に留学し、後に軍事学校を卒業し、当初から日中戦争の回避をしたかったそうでした。そして、記念堂では彼の銅像の向かう方向にご注目ください、あれは西に向かってます、つまり中国をいつか取り戻したいという願いが彼の心にはずっとあったのです。


 九份

九份での定番撮影地、旧映画館前の階段。(2012年6月28日 九份)


 元金鉱、炭鉱夫の憩いの場でもあったこの金鉱炭鉱の下町だったところは、一旦金鉱炭鉱の採掘完了に伴い没落しましたが、その後映画「悲情城市」で再び観光地として賑わいを取り戻しました。今ではすっかりレトロな山町のイメージをアピールし国内外からの観光客を誘致し続けてます。

 ちなみに日本ではこの九份は「千と千尋の神隠し」の舞台としてその名を知られるのですが、宮崎駿監督は本当に来たかどうかは本人ははっきり答えてない、ただ「いろんなところを参考しました」とおっしゃったそうです、やはり参考しに来たのではと思われます。



 台北宮博物院


故宮博物院を本館一階の外から撮影。 (2012年6月29日 故宮博物院)
世界四大博物館とも呼ばれてるらしいこの台湾最高レベルを誇る国家級博物館、館蔵の宝物は全80万点弱だそうです。国共内戦の際に、転々として最後はここ台湾に蒋介石の命令により運ばられてきました。「翠玉白菜」「肉形石」「象牙彫」「清明上河図」「汝窯の青磁」などが有名。

 ちなみに、この故宮の後ろに位置する山の中には、実際に展示されてない何十万点の宝物が厳しく管理されています。すべての展示物を一回り見たければ、70年以上故宮を通い続けなければならないとも言われてます。



 以上、簡単に今回の場所選びについて説明させていただきましたが、正直に言うともっとたくさんのところへ皆と連れていきたかったのですが、やむを得ず割愛したのが、「北投温泉」「淡水」「国父(孫文)記念館」「金瓜石」などいつくかあります。また今度機会があればプランに入れさせて頂きます。

 「ちょっと待って!、他にもいっぱい行くべきとこがあるのでは」と、ちょっと台湾についてお分かりの方は多分ここでツッコミたくなるのでしょうね。

 僕も同じ思いを持ってました。なので、「オプション」をも作りました。詳しくは次回で説明いたします。

 最近周りの友人達は皆風邪を引きましたようですので、皆様グレグレも体調管理にお気をつけ下さいね。

 ではまた次回。

2012/12/18

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その四:プラン作り2 レストランの話】

 今朝、眠れなかったんで、台湾にいる友人とラインで3時間もはなしをしてた。こういったストレス発散も必要だよね。

 来年、トルコに行くことに決めました。どんな形で行くか、どれぐらい滞在するかはまだ決まってないけど、でも行きます。最近周りの友人達は皆海外に行ったりして、自分も思わずいきたいなあって。で、トルコに行く前に、自分である程度までのトルコ語をマスターしたい。文法などについては大した問題じゃないけど、生の人間と対話したい。

 そろそろ年末から動かないと、間に合わないと思う。日本は日本の文化があるので日本に来てから存分味わいました。そして、他の国の文化をも学びたい気持はずっとあります。トルコの後に欧米進出(笑)しようか。それとも東アジア、東南アジアに行くかもずっと頭の中で描いている。


 では、今日の本題に入りましょう。

 前回では、自分の今回のプラン作りの際に一番最初に決めたのがホテルということを紹介しました。では、その続きを紹介しましょう。

 ホテルが決まったら、今度は観光地レストランの組み合わせを決めなきゃいけないことに。

 レストランについて、最初から台湾の人気グルメを取り入れたいと思ってたので、小籠包はもちろん、そして最近台北ではかなり知名度を上げたのが牛肉麺なので、牛肉麺も取り入れた。

 でもかなり苦労しました。

 小籠包は最初から問題なくさっさと【点水楼】に決まりました。もちろん鼎泰豐のほうが知名度が高いし美味しいけど、點水樓の小籠包は僕的には気に入ってるし、そしてホテルから近いため、フィードバックをするための独立とした宴会場も用意してくれるので、最終的に【點水樓(点水楼)】にしました。

台湾では鼎泰豐と同じぐらい人気高い小籠包の名店 點水樓(2012年6月27日 點水樓懐寧店)



 けれども、牛肉麺については問題発生。

 最初からある知名度の高くて僕もよくおじゃましたことのあるレストランにしたのですが、店内が狭いため、大人数では無理と問い合わせの際に店側から無理ですって言われました。

 焦りましたよ。

 実はこの返事が来たのは、自分の印象が間違いなければ、かなり最終確定の締め切りぎりぎりの時だったです。

 で、その後、またいろいろ調べて台湾の友人にも聞いたりして、急遽2つのところを候補として提出しました。一つがある有名ホテル内のレストラン。もう一つが、今回行きました【洪師傅牛肉麺】

台北の人気牛肉麺店 洪師傅牛肉麺(2012年6月28日 洪師傅牛肉麺)

 この洪師傅牛肉麺はね。昔からかなり人気の高いお店で、牛肉麺フェスティバルに参加し、チャンピオンを獲ったこともあるぐらい実力派なので、最終的にここを採用していただいたトップツアーさん、ありがとう。

 今回の旅行中に含まれた食事は5回、飛行機での二回を引いてから、後三食があります。これで點水樓の小籠包を一日目の夜に、洪師傅牛肉麺を二日目の昼にして、最後は三日目の昼食を決めなければならない。

 三日目の昼食は、実は結構前から心のなかで決めました。なぜなら、三日目の観光地は台北故宮博物院にしたのだ。

 せっかく世界有名な博物館に来ていただくので、なるべく少しでももっとここでの滞在時間を長くするため、博物館から移動時間の一番少ないレストランのほうが一番いいですね。

 なので、【故宮晶華】以外に選択肢がありません。

台北故宮博物院敷地内にある高級レストラン 故宮晶華。(2012年6月29日 故宮晶華)

 【故宮晶華】は、故宮の敷地内に建てられた高級レストラン故宮博物院フォルモサリージェントホテル台北の提携でオープンしたレストランです。故宮のいろいろを大々的に建物本体や内装、そして料理に取り入れたので、オープン当初から絶大な人気を保ってきた。

 そして何よりも故宮の玄関から徒歩3分以内でいけるので、ギリギリまで故宮の宝物を存分に楽しんでもらうことができます。それに最後のフィードバックを開くための宴会場も用意してくれますし。最初から何の悩むことなく決めました。

 これで、レストランの部分も完了、残りは観光地だけになりました。

2012/12/17

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その三:プラン作り1】


 昨日の日本、衆議院選挙が行われました。まだここでの投票権のない自分ですが、日本に住んでおるのでやはりかなり気になります。もちろん自分なりに理想的な社会像は既に持ってますが、皆様はどうでしょうか。やはりなんであれ平和こそ人類が最初から持つ第一の権利だと僕は信じます。

 少し重くなりましたよね。

 友達のシェアで、ドラえもんとエヴァゲリオンのコラボ同人マンガのび太の人類補完計画を一気に最新話まで読んでました。こんなに漫画を読んだのも久々。でも色々と考えさせられました。今この文章を書いてる自分は、こんな複雑な気持ちの中で頑張ってます(笑)。




 何回も言ってますが来年の一月に台湾に帰り、そして一週間ぐらい滞在する予定で、その間、友達と久しぶりに食事会に行くし、同窓会も開く予定で、わくわく。(笑)

 日本に来るまで、正直台湾が嫌で嫌でしょうがなかったのですが、今はやっと「故郷」という気持ちを感じるようになりました。やはり一回地元を離れた事によって改めて地元の良さを感じることができますよね。

 なぜ自分は通訳案内士という職業になったのかというと、本当に稼ぐためではなかったです。稼ぎたいならそもそも通訳案内士を選ばないと思いますね。

 お客様が「やはりここに来てよかったなあ」と思っていただきながらその嘘ではない純粋な笑顔を見せて頂きますと。どんなに辛くても達成感いっぱいで満足です。生きがい、やりがいの感じれる仕事です。それだけです。




 なので、台湾の視察研修団というイベントを実現できると聞いたその時は、もう嬉しくて嬉しくてたまりません。皆の「来てよかった」と笑顔を見るために、全力で頑張りますと誓いました。

 そしてこのイベントを現実にしていただいた団員の皆様、こちらにてもう一度感謝を申し上げます。

 では、早速本題に入ります。


 本題に入る前に、今回撮影を担当なさいました団員の吉田 英夫 様に感謝を申し上げます。こちらで使わせていただきました台湾視察研修旅行の写真のほとんどは吉田さんが撮影なさいましたものです。大変ありがとうございました。


 前回では、最終的に採用された日程表について公開させていただきましたが。その日程表につきましての経緯をこれから説明いたします。

 まずは、一番最初に考えたのが、観光地でもレストランでもなく、ホテルでした。

 プラン作りは、必ず最初から目的を持ちます。逆に目的がないとプランを作るなんて考えられません。

 でも、どこから作りはじめるのかは、人それぞれ。僕の場合は、今回の時間三日間とも事実半日しかない)、目的通訳案内士の交流、ベテランガイドのスキルを見学、観光地を視察)を考慮した上で、やはりホテルから決めたほうが一番いいかも知れませんと思いました。

 1)通訳案内士の交流会を開くために、団員たちのホテルからの移動距離を最小化にしないといけないし、そして台湾側の参席者にとって行きと帰りとも便利なところでなければならない。

 2)観光地を視察するための移動時間や移動距離を最小化することで、同じ半日でもより多くのところへいけるように工夫する必要があるため、ホテルはなるべくメイン観光地の中心に当たるところが望ましい。

 3)団員の自由行動時間は主に夜が殆どなので、初めて台湾に来る人でもホテルの場所を直ちに分かってくれれば、迷子の発生率を最小限に抑えられますし。なので、ホテルの知名度もかなり重要なポイントの一つです。

 4)自由行動時間に、ホテルを出るとすぐに繁華街でしたら、遠くに行かずに済むし、何があってもすぐにホテルに戻り救援を求めることができます。


 以上のポイントで絞り、最終的にシーザーパークホテル台北に決めました。

シーザーパークホテル台北 (2012年6月28日 シーザーパークホテル台北)


 シーザーパークホテル台北は、台北の一番中心部に位置し、目の前には台北最大の総合ターミナル駅台北駅から地下鉄の赤線、青線台湾鉄道の在来線高速鉄道(新幹線)、そして長距離バス市内バスなどに乗れる。

台北最大のターミナル駅、台北駅 (2012年6月28日)


 更に正面の地下商店街、隣の三越百貨店、家電量販店、そして裏側にもレストランや雑貨店などで賑わう大型商店街があり。

 そしてシーザーパークホテル台北の名前は、台北では知らない人がいないほど有名なホテルの一つで、会議室も完備されるため、交流会をホテル内で開くことも簡単で可能ですし、内装も綺麗で、5星にならなくても4星には達してるとは思います。

 最後に、中正紀念堂龍山寺台北101故宮へ行くにも、大変便利なため。最終的にこのホテルに決めました。
 
ホテルの裏側にある博物館、台湾博物館。建物自体は日本統治時代に建てられたものです。(2012年6月29日 台湾博物館)


 ホテルについて興味のある方は、公式サイトを御覧ください。


 日本語公式サイト: シーザーパークホテル台北


 自分のわがままで提案したこのホテルに異議なく採用していただいたスタッフに大変感謝します。



 で、他にどこのホテルをも一緒に考えましたか。

 実は最初からの第一希望はずっとシーザーパークホテル台北でしたが。一応自分の中での候補は同じ近くに繁華街があり知名度のある「アンバサダーホテル台北」と「リージェントホテル台北」、でした。でもやはり台北駅前にあるシーザーの利便性が今回の目的に一番ふさわしいだと思います。



2012/12/15

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その二:経緯2】

 このレポートは、何回で終わらせますか。書いてる自分も気になります。いろいろな経験をさせていただきましたことに、やはりイベント終わって半年以上経った今でも忘れられません。

 今日の台北気温は、友人から聞いたのですが、なんと最高気温28度だったということ、ええええと嘘のような話ですが本当だそうです。日本では雪降ることも珍しくない時期に熱帯でもない(そう、南国ですが台北は熱帯に属してません。)台北が夏日寸前。まさか世界終末が来るのかと信じたくなくても信じるようになるかも知れません。

 
 台湾出身の僕は、実は出身は台北ではないです。台湾の第三都市にあたる台中、とは言いたいですが、残念ながら台中とは少し離れたところの【彰化】というところで生まれ育ったのです。

彰化のランドマークとして知られている【八卦山大仏】。(写真は彰化県庁観光サイトより)


 二年前にある台湾の映画のお陰で、彰化は一気に中華圏でその名を知らされましたが、日本では相変わらず知名度低いままで、なので初めて合う人には、出身地は台湾のどこですかって聞かれたら最初は必ず『台中』って答えるようになりました。

 二年前に大ブレイクしたその台湾の映画はというと、『那些年,我們一起追的女孩』というタイトルで、もともとは彰化出身の台湾人気作家『九把刀』が自分の経験を元に書かれた小説で、後に『九把刀』自身が監督としてこの作品を映画化にし、最初は業界の中ではこの映画が人気になるとは誰も信じてなくて、ほとんどの資金は『九把刀』自身と事務所の社長さんの自腹だったそうです。この映画を見た誰もか「感動させられた」って感想を言ったそうで、「青春と恋愛」をテーマにした作品です、また見たことのない人はぜひ一度御覧ください。

映画『那些年,我們一起追的女孩』公式宣伝ポスター


 長引きました。


 そのあと、台北でひとり暮らしを始め、また在学中に国家資格である『中華民國日語華語觀光導遊』(日本語と中国語の観光ガイド、日本では『通訳案内士』に当たる)、そして『中華民國日語華語觀光領隊』(日本語と中国語の海外添乗員、日本では『総合旅程管理主任者』に当たる)の試験を受けて合格し、その後在学中から台湾で日本語観光ガイドをメインとしてしばらく仕事をさせていただきました。

 その時に、大変お世話になりましたのが、当時の雇っていただきました会社であるJTB台湾、そしてガイド研修からいろいろとアドバイスや業界情報などを提供していただきました『中華民國觀光導遊協會』の皆様です。お陰様でいろいろ成長することができました。


 そんなご縁があったことから、今回の交流の話を『中華民國觀光導遊協會』に持ち込んだ時にも、当時から事務局長として担当なさいました 杜 鴻安 様からも「大変歓迎いたします、全力で協力します。」という快諾を得られることができました。


 で、僕の今回の交流イベントでの役割はと言うと、こうした両協会の業務上の連絡及びやり取りを担当し、そして自ら台湾で観光ガイドした頃の経験を活かして三日間のプランを作ることがメインでした。裏ではかなりもっと動いてたはずだと思いますが、自分の得意なことについて信じていただき、そしてすべて任せていただいた他のスタッフに大変感謝いたします。


ということで、業務上の連絡は、またこの先詳しく語りますが、自分の大好きなプラン作りからお話させて頂きます。

台湾で一番高いビル、台北101。(2012年6月27日 台北101)


最初は、実は2案を事務局に提示いたしました。


その前に、実はかなり悩んでました。

 今回の参加者の中に、【初めて台湾に行く】方もいるかもしれないし、【台湾に何回も行ったことある】方ももちろんいないはずがありません。そして【台湾の事情】について予めある程度の知識を持つ方もいれば、【まったく初心者】の方もいます、後は参加者の年齢層も想定しなければなりません。

台湾では普及となったカウントダウン式の歩行者用信号機。(2012年6月28日 西門町近く)


 そして出発地は最初から【東京】【関西】と想定したので、両空港からほぼ同時に台北に到着する便を選ばなければなりませんし、それに合わせて初日のスポットは皆様の体力や現地の移動時間を考慮して取捨選択しなければなりません。

 三日間という日程は長くもない、短くもないので、そして到着する日と帰国する日は飛行機の関係でほぼ半日しか観光する時間がありません。事実上二日間のコースになり、更に今回のメインイベントである『中華民國觀光導遊協會』との交流会を挟む形になるので、観光に回す時間は、結局三日間とも半日しかありません。

 いろいろ皆様に知ってもらいたいところがいっぱいし、皆様に視察の際にも観光の気分で楽しんでもらいたいし、でも何回か来た人もいれば初めての人もいるし、やはりメインスポットを中心にプランを作らないといけないし、実際に観光できる時間は限られてるので、一部のスポットを今回割愛させていただきました。

で、実際に出来上がりました2つのプランは、実は内容的にはほぼ変わりがありません。変わったのがそのスポットを先に行くかあとに行くかという順番だけです。

ちょっと長文になりましたので、とりあえず出来上がった日程表を、簡単にご紹介します。

台湾で一番人気で有名な観光地といえば九份、その展望台眺望は絶景です。 (2012年6月28日 九份)



 一日目(成田発、関西発→台北、半日観光)

   台北桃園空港到着(14時頃)
    
   台北市内へ移動

   視察場所:龍山寺→台北101→ホテルチェックイン(シーザーパークホテル台北)

   夕食(点水楼)(フィードバック)

   自由参加オプションツアー


 二日目(台北半日観光、交流会)

   視察場所:中正紀念堂、九份

   昼食(洪師傅牛肉麺)

   通訳案内士意見交流会(シーザーパークホテル)

   自由参加オプションツアー


 三日目(台北半日観光、帰国)
 
   視察場所:故宮博物院

   昼食(故宮晶華)(フィードバック)

   帰国




 説明につきまして、また次回にします。

2012/12/14

2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【その一:経緯】

 先ほどの前書きの続き、今【その一】を書いてるけど、なぜか頭の中にはずっと来年の目標のことでいっぱいで、やはり来年は決断の一年になりたいと思ってますのが一つの原因かもしれません。


 そう、来年の自分について、既に明確な目標を掲げています。それを確実に実現するだけです。皆様も来年の目標を決めましたのでしょうか。目標というのは、一つだけでも十分だと思いますね。一緒に頑張りましょう。


 では、本題に入ります。


 そもそも、なんで今回の日台通訳案内士交流会、並びに台湾視察研修団が開催されたかという経緯につきまして、疑問を持てる人が多いかも知れません。


 そこで、説明させて頂きます。

日台通訳案内士交流会 台湾視察研修団 団長 GICSS研究会理事長 ランデル 洋子先生と一枚(2012年6月27日 台北龍山寺)



 一番最初にこの発案があったのが、2011年の7月に行われたNPO法人GICSS研究会の歓迎会で、僕が自己紹介する際に、出身地である台湾についてあわせて紹介しましたのを、参席の方から「では今度はみんなで台湾にいきましょう!めいほうの案内で」という提案で返してくれたのがきっかけでした。


最初は、もちろん言った本人も聞いた僕も、そして参席者の皆様の誰も、真剣にこの提案について考えることはなかったでしょう。ましてやまさかそれが実現になったとは、想像もできなかったはずです。


 2011年の10月ごろからかなあ、本格的に事務局と台湾旅行につきまして真剣に討論し始めて、後にだんだんと内容を修正拡大し、単なる台湾旅行から「台湾の通訳案内士(ライセンスガイド)と交流しましょう」、「一流のベテランプロガイドによる案内を見学しましょう」、「旅程管理主任者の実務研修もあわせて行いましよう」、という膨大なプロジェクトへと変身させました。


 それから、昔台湾にいた頃(次回で説明いたします)に大変お世話になりました台湾最初で最大の通訳案内士協会である中華民国観光導遊協会と連絡を取り、ガイドの紹介、そして台湾側の参席者の招待についてのご協力をお願いするなど、毎週日本と台湾のメール、電話での連絡が頻繁的に飛び交いました。この時改めて、技術の革新による便利さへ感謝しました。

2012日台通訳案内士交流会 プレゼン写真 (2012年6月28日 台北シーザーパークホテル)


 GICSS研究会の理事長 ランデル 洋子 先生、そして副理事長 松岡 明子 先生、 会員の 坂東 英利子 様、 小西 明子 様とも、 メールや電話、スカイプでの連絡も準備段階から途絶えることがなかったことに、こちらで改めて感謝を申し上げます。


 さらに、総合旅程管理主任者の必須科目である海外現地での実務研修をあわせて行うことになりましたので、専門講師である杉田 聡 先生をコーチ先生に、そして豊富な添乗経験のある会員の 亀井 ゆかり 様をサブコーチ先生に担当していただくことになりました。



 三日間 大型観光バス2台 団員総数 48名、関東成田及び関西空港の2つの出発空港。台湾側では中華民国観光導遊協会の理事長 伍 永益 様、前理事長 陳 学而 様、を始め、常務理事、常務監事、会員など総勢10数名の参席者、という一大イベントとなりました。


 もちろん、これは僕のできることではありません。僕が実際に協力できましたのが、3日間日程の提案、台湾側との連絡などだけです。それでも、この史上初のイベントに参加できた一員として、大変嬉しく感じます。光栄です。


 では、実際に協力したのはどんな内容でしょうか。次回でご説明させていただきたいと思います。

 この二回にも、これからのレポートにも、感謝の言葉がたくさん出てきますが、うんざりになるかも知れませんけど、本当に一人では絶対できない大変さなので、やはり感謝させていただきたいと思います。^^;


2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団レポート【前書き】

 2012年もあと僅か、そろそろ新しい手帳やカレンダーを買わんといけない時がやって来ましたね。僕はまだどれにするか悩んでます。去年は大きいな手帳を買いましたが、結局持ち歩くのが不便なため、殆ど使ってない。(汗)
 

 ということで、2012年の終わりのとの時、今年の僕を振り返ってみますと、やはり自分的にはこの年での一大イベントだったのが、6月の下旬に行われた史上初の日本と台湾の通訳案内士協会の交流、並びに通訳案内士交流会の開催や日本通訳案内士による台湾視察研修旅行ということだと思います。 


史上初かどうかは、公式的にはわからないですが、台湾最初で最大の通訳案内士協会である中華民国観光導遊協会によりますと、設立以来海外の通訳案内士協会との交流は初めてだそうですので、勝手ながら史上初と付けさせて頂きます。


 実際にイベントがあったのは、6月27日から29日の三日間ですが、準備期間は実に半年以上かかりましたので、その中で、ほとんど僕自身にとって全く今まで経験したことのないことばかりでしたので、いろいろ皆様に御迷惑をおかけながら進んできましたことに対して、全力にサポートしていただきました皆様に大変感謝しております。

 
 では、簡単に今回のイベントにつきまして紹介させて頂きます。

日台通訳案内士交流会、集合写真(2012年6月28日 台北シーザーパークホテル)


 【テーマ】2012年日台通訳案内士交流会、台湾視察研修団

 【主催】日本国NPO法人GICSS研究会

 【共催】中華民国観光導遊協会

 【協力】トップツアー株式会社

 【開催期間】2012年6月27日(水)~2012年6月29日(金)

 【特別感謝】二日間ガイドとして勤められました中華民国観光導遊協会の常務理事 荘 千紅 様(日本語ガイド)、及び常務理事 李 新猷 様(英語ガイド)、そして準備段階からいろいろお世話になりました事務局長の杜 鴻安 様。

 今回のレポートはかなり長くなりそうですので、よろしくお願いいたします。

途中に他の記事を投稿させていただくこともあります。

2012/12/13

温泉入浴指導員、2日間研修レポート【その五:情報まとめ2】

 いよいよ温泉入浴指導員についてのレポートが最終回になりました。【その一】からお読みいただき、大変感謝しております。暖かい励ましの言葉もたくさんいただきまして、幸せです。

 今日は、恥ずかしながら実は自分の誕生日なんです。皆様からおめでとうの言葉に大変心温まりました。いつもいろんな人に恵まれたり助けられたり、本当にありがとうございます!これからもどうか暖かく見守っていただければ幸いです。よろしくお願い申しあげます。

 さてさて、この最終回の前に、昨日の名古屋駅の写真を一枚。

名古屋駅の待ち合わせ場所、金の時計。
昨日はここで名古屋の友人と待ち合わせして、忘年会に行って来ました。同じ業界の人達なので、業界の話や、この間の台湾視察研修旅行の話で大変盛り上がりました。ありがとうございました。



ではでは、今回のレポートの内容に入りましょうか。

 僕は、研修に行く時に一番楽しみにするのが同じクラスの人達との交流です。同じ業界ですと業界話、違う業界でも趣味の話や、今回の研修についての共通の話題で盛り上がりますし、みんなのアドバイスや違う考え方を吸収することができ、自分の成長につながることができますので、いつもわくわくします。

 今回の研修も例外なくいろんな方と出会ったことに感謝します。【温泉】というテーマでみんなが集まってきて、話しをするときもいつも温泉から切入することが多いし、ある意味では先生の角度からだけではなく、いろんな業界のいろんな角度から【温泉】について再認識できます

 そこで、今回の研修のメンバーたちの中に、様々な業界でご活躍なさいまして、ブログやサイトをお持ちの方をご紹介させていただきたいと思います。


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まずは、去年に政府(外務省、JICE)主催のプロジェクトで、温泉チャンピオンの郡司 勇 様と、温泉ソムリエカメラマンの杉本 圭 様と一緒に【東ティモール民主共和国】に入り、東ティモールの温泉での観光誘致にご貢献なさいました。横平 ASUKA 様のブログをご紹介いたします。

ブログリンク: 【東ティモール温泉紀行】

(横平様のブログ:東ティモール温泉紀行から拝借の公式写真)
このブログは、東ティモールの旅についてのブログです。現地の状況を沢山の写真とともに、ユーモアで多彩な表現力の持ち主である横平様によって書かれてます。一大プロジェクトでもあったので、今も続けて更新中です。ぜひご覧ください。読んでから絶対、東ティモールの温泉に浸かりたくなりますよ。


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 続きまして、北の国、北海道のニセコゲストハウス『アワグラス』を経営なさいまして、ニセコ町商工会理事も勤めながら、北海道の観光アピールに大変力をお入れになります。温泉愛好家で温泉ソムリエ佐藤 努(通称 トム) 様。のサイトをご紹介させて頂きます。

サイト: 北海道ニセコゲストハウス hourglassアワグラス

ブログ: ニセコ移住者トム@アワグラスの宿ログ:楽我記

ツイッター: https://twitter.com/tom_niseko

フェイスブックページ: https://www.facebook.com/niseko.hourglass

ゲストハウスアワグラス(公式サイトからご拝借)
トムさんのブログでは、宿の日常、活動記録、そして北海道の観光アピールなどいろいろ面白い記事がたくさん書かれてます。サッカーも好きだそうで、これからまた会うときに、サッカーの話で盛り上がりそうですね。もちろんアワグラスに泊まりながら。



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 続きまして、元議員で、秋田行政書士事務所を構えて、法学部出身で日々住民たちの生活を法律専門家の立場からサポートし、穏やか人柄でいつもニコニコで親切な方で、衛生管理者及び申請取次行政書士の資格もお持ちの温泉好きな法律専門家、伊藤 昭博 様。のサイトをご紹介したいと思います。

 サイト: 伊藤昭博行政書士事務所

 フェイスブックページ: https://www.facebook.com/itougyosei

伊藤昭博行政書士事務所公式サイトからご拝借の写真

  人柄のいい伊藤様と研修の時は二日間隣同士でしたので、いろいろお話を聞くことができて、そして、入浴プログラム指導実習の際に、泳げることのできない僕がいろいろご迷惑をお掛けしましたと思いますが、いろいろ伊藤様に助けられましたので、大変感謝してます。きっと相談に来られた住民たちも伊藤様で良かったなとそう思います。



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 最後に、現在舞台などを中心に活躍しながら、雑誌の温泉特集にモデルとしてよく出られて、来年には主演の舞台が上演することになります。温泉好きの役者、西川 可奈子 様のブログをご紹介します。

 ブログ: 西川カナコの夢行進♪♪♪

 ツイッター:https://twitter.com/kanako1105

西川カナコの夢進行ブログからご拝借の写真


 研修中はいつもにこやかで笑顔で元気で、そして頑張っている姿を見ますと、これから更にご活躍になるに違いないと信じます。今年は舞台の『大奥』にも出演なさいましたし、来年に主演の舞台『荊姫』が上演しますので、御応援ください!!!


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以上を持ちまして、今回の温泉入浴指導員研修レポートはすべて終わりましたので、ご覧いただきました皆様に大変感謝しております。あんまり持続的に更新することのないこのブログですが、これからも御応援お願いいたします。

 もしもご質問などがございましたら、コメントにお書き入れいただいても、直接メール、ツイッターでメッセージをお送りいただければ、できるだけご答えいたしますので、ご気軽にお送りください。

 ノロウィルスの活発しているこの冬なんですが、皆様も体調管理に十分ご注意くださいね。


 次回からは、今年に企画連絡担当をさせていただきました通訳案内士協会であるNPO法人GICSS研究会主催の日台通訳案内士交流会、及び台湾視察研修旅行のレポートをご紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2012/12/12

温泉入浴指導員、2日間研修レポート【その四:情報まとめ1】


師走の候、日本中あちこちではクリスマスに忘年会気分。酒はほろよいぐらいが一番いいですので飲み過ぎにご注意くださいね。もうすぐ自分の誕生日もやってくるけれども、なんだか寂しくもなる感じです。どんどんどんどん次の世代へ突入する時が後二三年でやってくる。

 ということを独り言しながら今日は名古屋に来てます、明日の僕も名古屋の友人とプチ忘年会に行きます。その前には業務があるんですが。それでもムードはなぜかもうすでに酔気分。(笑)だめじゃないだがね。

名古屋ではこの間初雪が降りました。今はもう降ってませんが、積もった雪もまだ完全に溶けてない。



はいはい、気持ちを取り直して(?)、温泉入浴指導員の研修レポートについて、【その四】を書かせて頂きます。

初めての方は、【その一】【そのニ】【その三】から順番にお読みいただきければ幸いです。





で、【その三】は、すでに二日間の流れ及び感想のけじめとしましたのですが。


そこで、【温泉入浴指導員】という資格について興味を持ち始めた方も少なくないはずですので、関連情報とともに、講師を担当なさいました先生たちのサイトについてこれからご紹介いたします。


 まず、この資格は、厚生労働省が制定したもので、受講資格は特に制限がないので、温泉好きであれば誰でも気軽に受講することができます。



主催団体は、一般財団法人日本健康開発財団

ホームページ:http://www.jph-ri.or.jp/


温泉入浴指導員についてのご紹介:http://www.jph-ri.or.jp/guide/index.html#Inline01


12月12日の現在、第5回(2013年1月24日と25日の二日間)の講習会の開催が予定されてます。




興味のある方は直接主催団体のホームページを御覧ください。


 で、この一般財団法人日本健康開発財団という名前を聞きました瞬間、「なんか怪しい団体ではないか」とおもわれる方もいるかも知れませんが、心配しないでください、あの天下のJTBグループの一員です。


このページには、設立経緯なども詳しく書かれています。


 そして、研修の講師としてご担当なさいます早坂信哉先生並びに後藤康彰先生はこの日本健康開発財団の下部組織にあたる【温泉医科学研究所】の所長及び主任研究員です。



ホームページ:http://www.onsen-msrc.com/


定期的に温泉に関する研究成果などを発表するなどの研究活動をなさっているそうです。



それから、今回受講の際にご担当なさいました先生方の所属団体についてご紹介します。




 救急蘇生法の担当講師、篠崎 博 先生は、NPO法人 日本ファーストエイドソサェティの副理事長です。この団体は、日本では珍しい「救命、応急手当」の講習会などを行われる民間団体です。



 入浴プログラム指導実習の担当講師、七条 智之 先生は、株式会社スポーツプログラムス傘下のラフォーレフィットネスサロン治療室の治療師です。ちゃんと資格をお持ちになり、スキルの高い施術をなさいます。

温泉入浴指導員養成講習会、入浴プログラム指導実習担当の七条智之先生。(写真は治療室公式サイトのもの)


ホームページ:http://therapyroom.toredie.com/



 最後に、今回の研修では、JR京葉線の新木場駅から徒歩約10分のBumB東京スポーツ文化館の研修室及び温水プールを利用しましたが、宿泊施設などを含め、総合的な会場ですので、これからもお世話になる可能性はないとはいえない。

ホームページ:http://www.ys-tokyobay.co.jp/


興味のある方は直接それぞれの公式ページへアクセスしてください。


次回【その五】では、一緒に今回の研修を受講なさいましたメンバーたちのウェブサイトをご紹介したいと思います。

2012/12/11

温泉入浴指導員、2日間研修レポート【その三】

 先ほど、ちょっと台北の気温を調べてみたんですが、17度とかなり暖かいですね。今日の最低気温3度前後だった東京はこの冬、いつ雪降るのでしょうね。

 こんな寒い毎日が続きますと、やはり休みをとってどっかの温泉地に行って暖かいお湯に浸かりたくなっちゃいますよね。とそう思いながら今日もバタバタな一日を過ごしました。

 今まで行った温泉地の中に、個人的に気になったのが伊豆と箱根です。そう、日本のみならず海外からの観光客にも知られている有名な温泉地です。なぜかというと、早坂先生のおっしゃった通りだと思います。「温泉地に行くと、その自然環境に囲まれるのもひとつの癒し療法です、入浴剤で叶うものではないだと思います。」(ちょっと自分なりの言い方に変えたんですが、意味は大体同じ)



 さてさて、本題に突入しましょうか。


 一日目のレポートは前回で紹介させていただきましたので、今回は二日目について色々と書かせていただきたいと思います。


 二日目の朝、5時の目覚まし時計で起こされました。(笑)ちょっと早いかも知れませんが、前日に電車の運転見合わせにあったので、やはり早めに着いたほうが無難です。

 色々準備して、6時ぐらいの電車に飛び込み、新木場駅についたのが8時過ぎ。


 二日目の開始時間は一日より遅めの9時半からなので、この間にロッテリアでちょっと朝食を取ることに。ちなみに注文したのはチーズバーガーのポテトLセット+ホットコーヒー。

 どうやってご飯を食べたのは省略させて頂きますけど、兎に角元気になって朝をがんばろう!!!ってめちゃぐちゃよかったです。


 ちょっと話が脱線しちゃいましたが、9時に教室につきました。

会場の隣にある夢の島公園、ここはゴミで埋め立てられた埋立地です。


 すでに後藤先生と今日の担当の先生で温泉医科学研究所の所長の医学博士、早坂 信哉 先生、と学員の一人がいらっしゃいました。僕は4位か(笑)。ちょっと残念だったです。

 そして開始までの時間、やはり交流タイムを存分味わいました。どこに行ってもやはりみんなとの交流があったほうが一番いいですね。ソニー関係企業にお勤めの女性の方と早坂先生と台湾の話で盛り上がりました。いい国際交流ができたかも知れません。



 時計は9時30分、今日の1日座学が始まりました。


 今日一日の担当先生は、早坂 信哉 先生です。医学博士で、専門的な視野から温泉と風呂について、いろいろ貢献をなさってます方なので、その知識を少しでもいいのでそのままこっちの頭にコピペしたいですね。

温泉入浴指導員養成講習会 温泉医科学研究所所長 医学博士 早坂信哉先生


 朝は、温泉環境と健康、まずは「温泉とは何か」から入ります。温泉とは何かと聞きますと、多分「バカすんな」って突っ込みたいかも知れませんが、意外と定義自体はかなり複雑です。日本の場合だと、特定の物質の量が1Lの水の中に一定比率以上含まれてないと、温泉とは言えない。そして温度上の温泉の分類は、一定の温度以上にならないと「温度上の温泉」とはいえない。

 でこちらの2つの温泉は、定義自体が違いますので、イコールではないことにご注目してください。

温泉入浴指導員養成講習会テキスト 早坂信哉先生
温泉とは?


 つまり、同じ「温泉」という言葉だけでも、場合によってその定義自体も全然違います

 そして話が進みますと、今度は世界各国においての温泉の歴史、そして温泉に対する意識なども先生はすべて詳しく説明なさいました。日本みたいに、お風呂に浸かる習慣を持つ国はほとんどいないという事実。

 なので、特に観光業に従業する方には、一度日本の温泉についてしっかり徹底的に勉強しておいた方がいいだと思います。日本を代表し、かつ日本が世界に誇る文化なのです。温泉を楽しみにいらっしゃるお客様も多数存在しておりますので、案内側が事前に色々知っておくこともその方々のためにできるおもてなしだと思います。

 
 さまざまな入浴法だけではなくて、温泉の環境健康、そして温泉の衛生管理においてもいろいろ先生から教わりました。

 特に温泉の衛生管理はかなり大事だと自分はそう思ってます。

 温泉の温度といろいろな物質が含まれてる特性から見れば、人だけではなく菌類(レジオネラ属菌)もこんな環境が大好きです。しかも、よく「かけ流し」温泉だから大丈夫とかそういうことはありません。きちんとした衛生管理が必要です。

温泉入浴指導員養成講習会テキスト 早坂信哉先生
温泉の泉質

 あと温泉の泉質の種類特徴成分と適応症、そして分析書の見方などもわかりやすく説明していただいたので、いままで見てもわからなかった分析書を、これから見るのを楽しみにしております。

 特に飲泉に対する見識は、日本当局と海外との違いとも興味深かったです。日本では「安全」は何よりも第一なので、飲泉に対する制限はかなり厳しいです。逆にヨーロッパでは飲泉については「健康」を第一に考えた結果なので、ミネラルウォーターでもほとんど天然温泉を使われてます。

温泉入浴指導員養成講習会テキスト 早坂信哉先生
温泉分析




そして念願?の昼休み時間が来ました(笑)。



 今日は残念ながら売店のおにぎりが完売状態なので、徒歩で駅まで行って、吉野家のお世話になりました。うまっ。

 会場に戻りましたら、まだまだ時間がたくさんありましたので、やはり交流。

 医療関係の仕事に従事する男性の方と、温泉リゾートホテルに勤務する女性の方と、いろんなことについてお互いに聞き合って話し合ってました。やはりここに研修に来たみんなは基本的に温泉好きで、そしてその中には温泉関係の仕事をする機会のある方が多いですね。

 一日目の帰りにも、北海道でペンションを経営してる男性の方と北海道で温泉関係の仕事をなさってる男性の方を一緒に話しながら駅に向かいました。

 20名ほどの小人数クラスなんですが、北海道から九州まで全国から温泉好きが集まってきて一緒に勉強すること自体は、素晴らしい、すごいと感じますね。



さてさて、楽しい時間はまた終わりました。(笑)



温泉入浴指導員養成講習会テキスト 早坂信哉先生
温泉の保養地療法



 午後は、同じ早坂先生による座学です。今度は温泉医学、つまり温泉と医学を結合して医学の検証結果とかを温泉療法の裏付けをすることだと思います。


 温泉療法は、実は現代医学ではできないところを補う役割をきちんと働いてます。


 医学と併用して温泉療法を補佐的に取り入れると患者の回復などを促進し、日常の保養にかなり効果の良いやり方だと感じます。

 最後は、通らなければならない「修了試験」がありましたが、無事に合格しました。

そして証明書をもらいました。これで温泉入浴指導員の研修は終わりましたのですが、温泉についてはこの研修はただの始まりに過ぎません。
 
温泉入浴指導員 養成講習会修了証


 で、講習の内容の中に一番衝撃を受けたのは、「疲れたときは温泉には入らないでください」って教えてもらったこと。

 なぜかというと、実は疲れた際に温泉に入ると、ただもっと疲れるようになるだけで、出来れば少し休憩してから温泉に使ったほうがいいです。それにつかれた状態で温泉に入ると、体に与える負担はかなり大きと実際に証明されてます。

 もう一つは、温泉に浸かるだけで痩せることはありえない話。温泉に浸かるだけで消耗したカロリーはかなり少ないですので、水中運動をあわせてやらないと効果が出ません。

 色々面白かったし、いろんな業界の方とも交流ができたのもありがたいです。

 午後の休憩時間に、政府主催の東ティモール温泉プログラム企画の事業で実際に東ティモール温泉に行ったことのある女性の方とお話ができました。

 「東ティモール温泉」聞きましたら、すごく興味わきました。実際にその体験もブログで詳しく書いてなさいましたので、拝読させていただきました。大変考えさせられる文章です。

 そして帰りの時に、僕と同じ年ですが現役のモデルで役者の女性の方とも話をしました。温泉が大好きな方で、雑誌の温泉特集によく出られまして、今度は主演の舞台が来年に公開すると聞きました。

 そして一緒に駅まで話をしたのは、温泉大好きな主婦の方で、台湾についてもいろいろ二人で熱烈に話し合いました。

それぞれ違う業種、業態のみんなさんは、二日間という短い間、研修で各地から集まってきて、一緒に温泉について頑張ってまして、そしてまた、それぞれの道に戻り、これからの人生で今回の成果をうまく組み合わせて役に立つように頑張ってます。みんなの頑張りっぷりを見て、僕も負けないぞ!!!と改めて強くそう思うようになりました。



二日目は、こんな熱い思いを抱えながら京葉線で帰りました。

電車は通常運転でした。



次回の【その四】では、まとめ情報を書かせていただきたいと思います。

2012/12/10

温泉入浴指導員、2日間研修レポート【その二】

 前回では、テキストにつきまして簡単に紹介させていただきましたが、今回は、実際に受講するときの状況や感想を述べたいと思います。


12月8日、一日目、

 実はこの日の朝に東京につきました。急遽前日に愛知での業務が発生しましたので、その日の夜にJRの深夜高速バスに乗って、朝の6時に東京駅につきました。

 あまりにも寝れなかったので、実はかなり眠い初日ですが、とりあえずスタバでコーヒーいっぱいいただきましてから会場へ向かうことにしました。

 で、9時20分に開始しますが、8時40分前後に、JR京葉線新木場駅から徒歩10分ぐらいのところにあるBumB東京スポーツ文化館という施設につきまして、かなり余裕だなあと思いました、

 が、
BumB東京スポーツ文化館 ここの中で迷ってしまいました。


 まさかこの施設の中で迷っちゃいました…。

 あっちこっちぐるぐる回ってて、どうしても【研究室ルームB】が見つからず、しょうがなく施設のスタッフに道を聞くことに。

 それでやっと無事にゴールに着きました。(+o+)

 時間は9時5分、つまり僕はこの施設の中で実に20分ぐらい迷ってましたってことです。方向感覚に自信のある僕ですが、かなりショックを受けました。



 受付して、9時15分に教室に入り、30分に開講。



 一日目の朝は、参加者皆はお互いに知らないため、健康学担当の講師で、日本健康開発財団温泉医科学研究所主任研究員後藤 泰彰 先生が、ゲーム感覚でこのちょっとまずい?雰囲気を一変し、皆でチームを組んだりプログラムを作ったり発表することにしました。

温泉入浴指導員養成講習会 温泉医科学研究所主任研究員 後藤康彰先生


 プログラムを発表する前に、まずは後藤先生から温泉と健康増進について医学の基礎知識を皆に教えました。合わせて、温泉に関する行政上の応対についても紹介していただきました。

 その後、プログラムの作りと発表のタイムの時、僕のいるチームは四人で、与えられたプログラム作りの課題を15分で一つの休日温泉プランに仕上げることができて、達成感十分でしたが、やはり温泉プラン的にはちょっと足りない部分があり、それが今回の講習会に参加する目的だね、っていうことを実感できました。


どこが足りないのですが、

 例えば、よく御飯食べてから温泉に入ることが多いのですが、これはいいかどうかのこと、実はすぐに入ることは避けた方がいい。それとよくお客様を温泉旅館に連れて行ったら皆慌ててすぐに温泉につかりに行く事も多いけど、これも実は健康的にはよくないこととか全部この二日間の研修で分かりました。

 それと、ぬるめのお湯熱めのお湯は、人体に与える影響は全く違うっていうこと。今まで正しいと思ったことはすべて間違いですよって知らされた時に、危ないなあと同時に、この講習を受けて本当に良かったなあと思います。

後藤先生、ありがとうございました。

 

でここでランチタイム


 一日目のランチタイムは、結局施設内にある小さな売店でおにぎりを買って、同グループの他三人と交流しながら食べました。

2日間にお世話になりましたBumB東京スポーツ文化館の館内売店(写真は公式サイトのもの)


女性の方と、夫婦の方。

 女性の方は、JTBのグループ会社に働いてらっしゃって、この講習会の主催団体の一般財団法人日本健康開発財団も実はJTBの関連グループの一つだとこの時点で初めて教えていただきました。

 夫婦の方は、もともと千葉に住み、今は秋田県で行政書士としてその業務を行なってらっしゃいます。温泉施設の設立などに関する書類を作成することもあるため、やはり温泉に関する知識を身につけ、資格を取ったほうが業務的にはいいとのことだそうです。

 僕も、通訳案内の業務上、海外の方々に日本の温泉について紹介することが多いので、やはり正しい知識を身に着けたいと思ってこの講習会を受けることにしました。




そして、楽しい時間(笑)はやはり短く感じるよね。午後の授業に入りました。



午後の授業は、まず救命講習。


 NPO法人日本ファーストエイドソサェティ 副理事長の篠崎 博 先生がお越しいただいて、授業を行います。

 授業内容は、時間的な制約があるため、実は前僕が受けた上級救命講習の内容を簡略化したものですが、けれども一番重要な部分です。

 なので、復習する気持ちで臨んだけど、実はそれ以上のことを教えていただきました。

 気持ち的には複雑ですが、「命の大切さ」についてはこの授業を通じて改めてその重さを実感することができました。

 人が意識不明で倒れたら、野次馬を演じるよりもまず行動することが大切です。意識不明者にダメージを与えることを恐れて結局なにもせずにいる人が多くいるかもしれないが、先生曰く、「意識不明者は、実は死んでます。(進行形)」「もう最悪な状態に陥たのでこれ以上悪くなることはないから、やらないと本当にその人は死ぬしかない、だったらダメージを与えても救急蘇生法をやってください、そうすることによってその人が助かるかもしれませんので」。

温泉入浴指導員養成講習会テキスト 救命講習 篠崎博先生


実は僕はかなり同意します。

特に先月に自分の周りに同じようなことがあったので。

篠崎先生、ありがとうございました。




その後は、実習です。

 入浴プログラム指導実習という授業で、株式会社スポーツプログラムス ラフォーレフィットネスサロン治療室の七條 智之 先生が担当なさいます。

 七條先生は、鍼灸あん摩師の資格と健康運動指導士の資格を持ち、実際に現場で勤務してらっしゃいます方なので、本当に実務的に役に立つことをたくさん教えていただきました。

 まず座学では、低体力者の入浴の際の注意点や、安全な入浴の仕方などを写真、画像とともにわかりやすく教えていただきました。
温泉入浴指導員養成講習会テキスト 入浴プログラム実習 七條智之先生

その後は皆で温水プールに移動し、実際に水着に着替えて、水中での実習を行うことに。


 ちょっと話が外れますが、プールに入るのは実に6年ぶりだと思います。日本に来てからは一回も入ったことがないし、当然水着も持ってませんでした。なので、急遽三愛水着楽園で購入しました。季節関係なく営業してる水着専門ショップのありがたさはその瞬間実感しました。まじで感動しましたよ。ただ女性の水着が圧倒的に多いので男一人で入るのはかなり勇気が必要です。(T_T)


 で、着替えて、プールで集合し、実際に水中で色々な実証実験ストレッチをやりました。

実習で使われたBumB東京スポーツ文化館の温水プール(写真は公式サイトのもの)


例えば水の特性、実は体全身が水に入ったら、水中での体重は10分の1になるとか、関節への負担も少ないですが、水中での激しい運動をする場合、水の抗力は空気よりも重く感じる、とか。

 いろいろやって面白かったし、怖かったけどね(実は泳げないんです)。久しぶりにこんなにちゃんとした運動をしましたなあ。

七條先生、ありがとうございました。



これで一日目は終わりました。



午後の五時半に、帰るところに、京葉線がまさかの運転見合わせ。。。。

やむを得ず東京メトロを使って大回りすることに、

で家についたのは、夜の八時です。はあぁー。

海に近い京葉線だから、強風での運転見合わせが結構多い。安全のためだから仕方ないですね。


二日目のレポートは、また次回にします