日本国家資格の通訳案内士試験、認知度が低いうえ合格率も低い、そして一般人はその仕事の専門度について理解できてないという国家資格の中でも異端?的な存在だと思います。
敢えて現実面から申しましたが、
それでも通訳案内士の試験に挑戦したいと思われる方の殆どは、本当に勇気と夢を持って望んでるので、ぜひとも頑張っていただきたいと思い、僕も自分の出来る限り応援いたします。
とはいっても、自分の経験談をシェアするしかできないので、もしもお役に立ちましたら嬉しいです。
まずは、僕がこの資格に挑戦した回数は計3回です、その受験結果はこちらです。
2010年の口頭試験だけ受験対策講座に1回だけ参加した以外、筆記試験についてはすべて独学でした。
2008年(22歳)
受験地:台北
全科目不合格
2009年(23歳)
受験地:名古屋
一般常識のみ合格
2010年(24歳)
受験地:名古屋、京都(2次試験)
合格。
2007年に、台湾の日本語ガイド国家資格-中華民国日語観光導遊に合格してから、日本の通訳案内士試験の存在を初めて知りました。試験会場外で配布されたチラシを見て知りました。
そして2008年に初めて挑戦しましたが、
受験内容、範囲など分からなかったので準備の仕方も当然わからないまま、加えて日本語ガイドの仕事の一番忙しい時だったので、ほとんど準備せずに本番に臨みましたから、全科目不合格をもらって当然でした。
翌年2009年、
この一年は、自分の今までの人生の中で一番大きな決断の年でした。
なぜなら、
日本に移住することにしましたからです。
しかも8月の下旬。
そうです、試験日の一週間前に日本に引越して来ました。
当然のこと、引越しや手続きなどいろいろしなくてはいけないので準備のところじゃなかったし、この時も、準備せずに試験を受けました。
えっ?一般常識合格?!
通知書が来た時に、一般常識のところに「合格」ってのを見たところ、びっくりしました。
でも振り返ってみて、一般常識は、今まで勉強してきたことが実ったのだと改めて思いました。
大学は日本語学科でしたが、僕が通った大学では、日本語だけではなく、日本の経済、文化、企業、ビジネス、歴史、地理、日本語学、日本の生活など、あらゆること(日本事情)を総合的に勉強しました。
これが、まさに「一般常識」です。
そして、2008年から2009年の間に、既に日本移住のことを考えて、いろいろ情報を収集するために、ほぼ毎日「ヤフーニュース」を読みました。僕はこれを「ヤフーニュースサーフィン」と言います。
後になって分かったのですが、通訳案内士試験の一般常識は、大体はその前年の一年分ニュースを出題範囲としています。
毎日ちょっとしたニュースサーフィンが合格につながります。
もちろんその前に「日本事情」の基本も知っておかないといけません。
お勧めの本は、毎年発行される「時事用語集」。
それから、2010年。
最初は申し込むべきかどうか悩んでました。
でも折角1科目が免除できるし、加えて台湾でのガイド経験から自分はこの業界に向いてると思ってました。
なので、ギリギリ申し込み期限内に受験願書を出しました。
一般常識が免除になったとはいえ、
残りは
日本歴史、日本地理、外国語(中国語)。
とどれも難しそうで、最初はやはり勉強の仕方がわからず、困ってました。
友人の中に、何人からアドバイスを貰い、段々と「道先」が見えて来て
更に、ネット上で検索して見つかった情報を元に、
自分なりの準備方法が出来ました。
そして、友人とネットのお蔭で、合格出来ましたので、
改めて感謝の礼を申し上げます。
では、
どんなアドバイスをいただきましたのでしょうか。
まずは、友人からのアドバイスは
1)短期集中
2)テキストの選別
の2つでした。
友人の一人は、受験三ヶ月前から、仕事を休み、毎日朝起きてから晩まで、勉強しかしてませんでした。それで合格になったので、友人曰く、短期集中のほうがいいです。
そして、テキストの選別からは、友人の何人からリストをもらい、それを元にテキストを買いました。
いろいろあったが、いろいろあったからこそ敢えて焦りますのと後に分かって来ました。
そうです、2ヶ月前になっても、いまいち勉強範囲が大きいと感じるままです。
なぜなら歴史は5冊、地理が4冊で、全部平均に読むととても時間がかかるもの。
このままじゃ今年も落ちるぞ、
と思って、ネット上で色々検索しまくり、役に立ったアドバイスをまとめますと
歴史と地理の邦文試験では
1)専門な受験校が発行したテキストを使い。
2)過去問を分析。
3)テキストを1冊にする。
4)地理は、白地図と日本全図を使う。
3)毎日繰り返してやります。
テキストの選び方は、
自分にとって一番理解しやすい、薄い本を一冊選んでください。
僕がこの時に使うテキストはみんな薄いものでした。
では、今日はここまでです。