2013/05/29

言語の聞き取り、経験談

今は通訳案内士として、よく通訳の仕事もしておりますが、

実は、日本に来たばかりの頃、

正直、辛かったです。


「台湾で、日本語のガイドをしてました」と言はいえ、

本場は、やはりスピードが早いし、あんまり聞き取れなかったのです。


その時に、知らない一人の日本人に

「お前の日本語はまだまだダメですね」

って言われましたことを、今でもはっきり覚えております。

もちろん文書にしましたら全部読めますし、

小説やら専門書も普通に読んでますけど

やはり聞き取れないと日本で生活できないやん、!?


その時は、めちゃ悔しい思いをしました。

でも、この人の御蔭で、今の僕がいます。

ここで感謝申し上げます。


どんな勉強をしましたのかというと、

まずは、自分の日本語能力について分析しました、

一番問題があったのが、

やはり「聞きとり」でした。


そこで、大学の先生から教わった方法を思い出して、

それを毎日毎日繰り返してやりまして、やっと上手になりました。

しかし聞き取り上手になっても聞き上手にはならなかったのが悔しい(笑)


その方法が、

シャドーイング でした。


大学の時に毎日くだらないテキストのテープを授業中に聞かされまくった嫌な思いはまだ忘れられないのですが、

この時は、もっといい教材があるから楽しく毎日やってました。(笑)

日本のテレビ番組でした。


めっちゃ面白くて、台湾と全然違い、質的にも高いし、知識的な、雑学的な番組もありますし、

それを、毎日見ながら、シャドーイングしてましたのです。


台湾の日本語学科の先生たちにも、こうした番組を是非授業中に取り入れて頂きたいですね。

効果がいいですし、楽に続けられるに違いないと思います。


でも、シャドーイングの効果が上がるには、前提があります、


その言語の構造について先にきちんと理解しておかないと行けません。


のですね。







2013/05/28

通訳案内士とガイドの違い

通訳案内士とガイドの違い。

簡単にいえば、
通訳案内士は、国の法律により定められた名称独占資格であり、ガイドは一般的な言葉である。

ただし、ここから根本的な違いが出て来ました。

通訳案内士の英語は、Guide Interpreterのほうが一番適切だと思うし、中国語では 翻譯導遊/翻译导游 と訳す。

つまり、案内業務のほか、通訳業務も行う専門職のことです。

このことは、意外と観光旅行業界においても理解できてない人がたくさんいます。



逆に、ガイド になると、

単なる、この専門分野、あるいはこのところについて案内する、みたいな感じ、

博物館ガイドとか、山岳ガイドとかはこの分類です。



そして、

「通訳案内士」という専門職の業務を行うために、

日本では、まず第一歩として

「国家資格通訳案内士試験」に合格しなければならない。

通訳案内士たる者は、資格とるだけで済むのではなく、これはあくまでも「入場券をもらっただけ」と覚えておいていただきたいです。

その先は、さらなるスキル向上が求められてます。



最近は、ややこしい類似名称が出て来ましたのですが、

特に「通訳案内士」の前に、地域とか、特区とかが入ってるもの

それらは、通訳案内士とのレベルは全然違います。

もちろん名刺には、「通訳案内士」のみを載せることもできない。



「地域限定通訳案内士」とは、名前通りに、その地域について詳しい通訳案内士のことです、

例えば静岡県地域通訳案内士の場合、

静岡県のことなら任せとけ、のことです。

試験内容もすべて静岡県の内容しか出てこないので、静岡県について詳しく知りたい方には、地域限定通訳案内士に案内してもらってもいいかもしれません。



「特区通訳案内士」とは、試験なしでその市町村においてだけ案内できるガイドのことです。

これはおすすめ出来ませんし、通訳案内士を名乗ること自体もおかしいし(なのでここであえてガイドと呼ぶ)、なぜなら試験なしの上、講座に通うだけで取れる資格なので、能力についてはあんまり保証できない点があります。

2013/05/25

通訳案内士試験の独学受験経験談1

日本国家資格の通訳案内士試験、認知度が低いうえ合格率も低い、そして一般人はその仕事の専門度について理解できてないという国家資格の中でも異端?的な存在だと思います。


敢えて現実面から申しましたが、


それでも通訳案内士の試験に挑戦したいと思われる方の殆どは、本当に勇気と夢を持って望んでるので、ぜひとも頑張っていただきたいと思い、僕も自分の出来る限り応援いたします。

とはいっても、自分の経験談をシェアするしかできないので、もしもお役に立ちましたら嬉しいです。


まずは、僕がこの資格に挑戦した回数は計3回です、その受験結果はこちらです。

2010年の口頭試験だけ受験対策講座に1回だけ参加した以外、筆記試験についてはすべて独学でした。

2008年(22歳)
受験地:台北
全科目不合格

2009年(23歳)
受験地:名古屋
一般常識のみ合格

2010年(24歳)
受験地:名古屋、京都(2次試験)
合格。


2007年に、台湾の日本語ガイド国家資格-中華民国日語観光導遊に合格してから、日本の通訳案内士試験の存在を初めて知りました。試験会場外で配布されたチラシを見て知りました。



そして2008年に初めて挑戦しましたが、
受験内容、範囲など分からなかったので準備の仕方も当然わからないまま、加えて日本語ガイドの仕事の一番忙しい時だったので、ほとんど準備せずに本番に臨みましたから、全科目不合格をもらって当然でした。



翌年2009年、
この一年は、自分の今までの人生の中で一番大きな決断の年でした。
なぜなら、
日本に移住することにしましたからです。
しかも8月の下旬。

そうです、試験日の一週間前に日本に引越して来ました。
当然のこと、引越しや手続きなどいろいろしなくてはいけないので準備のところじゃなかったし、この時も、準備せずに試験を受けました。



えっ?一般常識合格?!



通知書が来た時に、一般常識のところに「合格」ってのを見たところ、びっくりしました。

でも振り返ってみて、一般常識は、今まで勉強してきたことが実ったのだと改めて思いました。

大学は日本語学科でしたが、僕が通った大学では、日本語だけではなく、日本の経済、文化、企業、ビジネス、歴史、地理、日本語学、日本の生活など、あらゆること(日本事情)を総合的に勉強しました。



これが、まさに「一般常識」です。



そして、2008年から2009年の間に、既に日本移住のことを考えて、いろいろ情報を収集するために、ほぼ毎日「ヤフーニュース」を読みました。僕はこれを「ヤフーニュースサーフィン」と言います。

後になって分かったのですが、通訳案内士試験の一般常識は、大体はその前年の一年分ニュースを出題範囲としています。

毎日ちょっとしたニュースサーフィンが合格につながります。

もちろんその前に「日本事情」の基本も知っておかないといけません。

お勧めの本は、毎年発行される「時事用語集」。




それから、2010年。

最初は申し込むべきかどうか悩んでました。

でも折角1科目が免除できるし、加えて台湾でのガイド経験から自分はこの業界に向いてると思ってました。

なので、ギリギリ申し込み期限内に受験願書を出しました。


一般常識が免除になったとはいえ、

残りは

日本歴史、日本地理、外国語(中国語)。

とどれも難しそうで、最初はやはり勉強の仕方がわからず、困ってました。



友人の中に、何人からアドバイスを貰い、段々と「道先」が見えて来て

更に、ネット上で検索して見つかった情報を元に、

自分なりの準備方法が出来ました。



そして、友人とネットのお蔭で、合格出来ましたので、

改めて感謝の礼を申し上げます。



では、

どんなアドバイスをいただきましたのでしょうか。

まずは、友人からのアドバイスは

1)短期集中

2)テキストの選別

の2つでした。


友人の一人は、受験三ヶ月前から、仕事を休み、毎日朝起きてから晩まで、勉強しかしてませんでした。それで合格になったので、友人曰く、短期集中のほうがいいです。

そして、テキストの選別からは、友人の何人からリストをもらい、それを元にテキストを買いました。

いろいろあったが、いろいろあったからこそ敢えて焦りますのと後に分かって来ました。



そうです、2ヶ月前になっても、いまいち勉強範囲が大きいと感じるままです。

なぜなら歴史は5冊、地理が4冊で、全部平均に読むととても時間がかかるもの。


このままじゃ今年も落ちるぞ、


と思って、ネット上で色々検索しまくり、役に立ったアドバイスをまとめますと

歴史と地理の邦文試験では


1)専門な受験校が発行したテキストを使い。

2)過去問を分析。

3)テキストを1冊にする。

4)地理は、白地図と日本全図を使う。

3)毎日繰り返してやります。


テキストの選び方は、

自分にとって一番理解しやすい、薄い本を一冊選んでください。

僕がこの時に使うテキストはみんな薄いものでした。



では、今日はここまでです。



2013/05/21

通訳案内士と歴史

日本の国家資格-通訳案内士試験、もうすぐ申し込み時期ですね。

試験に受けるかどうか悩んでる方には、

「通訳案内士」になりたいかをじっくり考えた上でのご判断を!!!

もしやはりなりたいって方には、ぜひとも挑戦してみてください。

試験っていうのは、実力、努力以外に、「運」もかなり重要な部分だと思いますので、

諦めないでください。


はい、では、中国語通訳案内士に合格してから、本格的に中国語通訳案内士として仕事をする前に、中国語通訳案内士ならではの悩みに直面しますね、

それが、歴史についての説明。


僕が初めて台湾で日本語ガイドをやる前にも、先輩のガイドから、

ガイドをやる以上、できれば避けて説明しないほうがいいテーマがあります。


歴史、宗教、民族


なぜなら、これは主観的な認識によるものなので、一時的に変えられるもんではないし、

でしたら、ハッピーな旅行体験をお客様に提供できたらそれでいいです。


と忠告をいただきました。

あの時、自分的にもこの3つのテーマについてうまく説明できる「知識」がまだ足りないので、

確かに先輩ガイドの言われたとおりに、

避け続けてきました。



今になっても、自分的には、本当にこの3つのテーマについて説明できる「知識」を充分に習いましたかどうか分からないままですが。

これをお客様に説明することについては、避けないようになりました。


理由は、

歴史(宗教、また民族)は、すべて主観的なもので、”正しい”とか”間違い”とかはないです。

でしたら、通訳案内士としては、あらゆる歴史認識についてそれらすべてを”歴史”と認める度胸、そしてそれらすべてを”客観的に”説明できる能力が必要です。


通訳案内士は、まず自ら自分の視野を広めないと。



2013/05/15

低萌(ひくめ)&短亀(みじかめ)

夜明け、フランス料理メニューの中訳を終え、そろそろ寝ようかなあとその時に、台湾の友人からLINEを通じで一枚の写真が送られてきました。

パレットという車種の写真です。

その車窓に、タイトルの【低萌】と【短亀】と書かれてるステッカーが貼られてまして、「これとういう意味ですか?」って聞かれました。

友人は車の改造についてはかなりベテランレベルで、改造工場を運営されてる方です。

多分隠語ではないかと早速グーグルで調べてみましたが、こういう用語の困難度は高かった。

限られた検索数の中から見つかりました内容説明によると

【低萌】と【短亀】とも車改造愛好チームの名前だそうです。

低萌は、【ひくめ】と読み、車高が低いとのことだそうで、

短亀も、【みじかめ】と読み、キャンバーボルト使用で車高を落とすとのことのようです。

確かに貼付の写真を見ると、後輪が斜め外へ出されて、車高も低いし、多分意味的には問題無いだろうと思いまして、

とりあえずこれを友人に伝えました。

もしも関係者の方がこの記事を閲覧されまして、間違いなどがございましたらご訂正をお願い致します。

2013/05/12

写真が見えない

ブロガーのサーバにアップした写真が中国本土からは見えないようなことが最近わかりました。

極めて残念な思いもしますが、せっかくこちらに来て頂きましたのに満足して帰らせられないのはもてなす側としては、責任を感じるものです。

とにかく解決法を探してみますので、それまでにはもう少しお待ちください。

2013/05/06

最近の仕事

皆様、お久しぶりでーす。

全く更新できずにごめんなさい。

今年に入ってからも、相変わらず通訳案内士とか、通訳とか、翻訳とかをやりながら、

今はIT関連の仕事もやっております。


もともとIT系出身のため、観光業経験と一緒に行かせたら嬉しいと、思っております。

目指せ!!ITデザイナー通訳案内士!!!


ウェブサイト、チラシ作り、ウェブDMなど、今年に入ってから大変恵まれてまして本当に感謝します。

段々と自分の時間が出て来ましたので、

これからは週に二三回ぐらいのペースでやって行きたいと思いますので

よろしくお願いいたします。

また、サイトもこの間に一新させていただきたいですので。

では。