通訳案内士とガイドの違い。
簡単にいえば、
通訳案内士は、国の法律により定められた名称独占資格であり、ガイドは一般的な言葉である。
ただし、ここから根本的な違いが出て来ました。
通訳案内士の英語は、Guide Interpreterのほうが一番適切だと思うし、中国語では 翻譯導遊/翻译导游 と訳す。
つまり、案内業務のほか、通訳業務も行う専門職のことです。
このことは、意外と観光旅行業界においても理解できてない人がたくさんいます。
逆に、ガイド になると、
単なる、この専門分野、あるいはこのところについて案内する、みたいな感じ、
博物館ガイドとか、山岳ガイドとかはこの分類です。
そして、
「通訳案内士」という専門職の業務を行うために、
日本では、まず第一歩として
「国家資格通訳案内士試験」に合格しなければならない。
通訳案内士たる者は、資格とるだけで済むのではなく、これはあくまでも「入場券をもらっただけ」と覚えておいていただきたいです。
その先は、さらなるスキル向上が求められてます。
最近は、ややこしい類似名称が出て来ましたのですが、
特に「通訳案内士」の前に、地域とか、特区とかが入ってるもの
それらは、通訳案内士とのレベルは全然違います。
もちろん名刺には、「通訳案内士」のみを載せることもできない。
「地域限定通訳案内士」とは、名前通りに、その地域について詳しい通訳案内士のことです、
例えば静岡県地域通訳案内士の場合、
静岡県のことなら任せとけ、のことです。
試験内容もすべて静岡県の内容しか出てこないので、静岡県について詳しく知りたい方には、地域限定通訳案内士に案内してもらってもいいかもしれません。
「特区通訳案内士」とは、試験なしでその市町村においてだけ案内できるガイドのことです。
これはおすすめ出来ませんし、通訳案内士を名乗ること自体もおかしいし(なのでここであえてガイドと呼ぶ)、なぜなら試験なしの上、講座に通うだけで取れる資格なので、能力についてはあんまり保証できない点があります。
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