2019/04/15

独学で外国語をマスターする最短経路を教えます

独学で外国語をマスターする最短経路を教えます

この文章は、必要なことしか書かないので、
SEO対策用にいろいろな人気キーワードとかは一切使いません。

また、アフィリエイトで稼ぐために書いた文章でもないので、
ほかの記事によくあるようなアマゾンのリンクとかも一切張りません。

ビジネス的に利益を得るためにこの文章を書いていませんので、
「いい加減外国語勉強商法から抜け出して外国語をマスターしたい」という方には
きっと一番役に立てるはずです。

まずは、外国語をなかなかマスターできない根本的な原因を指摘します。

1に、目的がない。

外国語をなかなかマスターできない人には、最大の共通点はもうこれしかないと思います。

「目的がない」、つまり「何のために外国語を勉強したいのかがはっきりわからない。」
言い換えると、「なんとなく」、「どうにかしなきゃ」、「みんなやってるから」…などなど

外国語をなかなかマスターできない人によくある言い訳そのものです。

そう、目的がないと、永遠にマスターはできません。
比喩はもう省略します。納得するかしないかはあなた自身が決めてください。

2に、目標がない。

目的がないから、目標もない。それだけです。
よく比較されているのが「ダイエットをなかなかできない人」ですが、
それです。理解できない人は、グーグル先生に聞きなさい。

3に、スケジュールがない。

あなたはもしかして仕事でもスケジュールを引いていないですかね?
引いていないときってどうなるかは、経験したことないですか?
夏休みの宿題みたいになるのはまだましなほうですが、
大人になると宿題の提出期限を引いてくれる先生はいませんよ。

マスターできない原因をまとめ

  • 目的がない
  • 目標がない
  • スケジュールがない

次に、外国語をマスターするための体と心を整えること

いくら素晴らしい勉強法があっても、間抜けな人にはただの宝の持ち腐れです。
だから、まずは外国語をマスターするための体と心を整えることから始める。

まずはマスターできない根本的な原因を解決して、そして態度を正して、最後に一番遠回りせずマスター(ネイティブ並み)できる勉強法を伝授します。

マスターできない根本的な原因を解決しよう。

目的をはっきりしろ

何のために外国語を勉強したいのか?強い動機付けが必要です。

海外に移住したい・留学したい・転職したい、外資系に入りたい、外国語とかかわる仕事がしたい、外国人の恋人・友達がほしい、昇格・昇給のために、などなど、ひとそれぞれです。

正直、どれでもいいです。

それよりも大事なのは、抽象的にではなく、具体的に描写できることです。

「海外に移住したい」じゃなくて、「どこの国のどこの都市に移住したい、なぜなら○○だから」。

「留学したい」じゃなくて、「どこの国のどの大学のどの学科/大学院のどんな修士・博士課程に合格して留学したい、なぜならの○○ためだから」

「外資系に入りたい」じゃなくて、「どの業種のどの会社のどんな職種・ポジションに転職したい、なぜなら○○○だから」

とか、具体的であればあるほど、これから説明する目標とスケジュール、さらに勉強法まで左右してしまうので。

逆に目的が抽象しすぎたまま勉強を進めてしまうと、迷走してしまうことがほとんどんです。

目標を明確にしろ

目的をはっきりさせれば、次は目標を明確にすること。
これもより具体性のあることが重要です。

先ほどの例に目標を付け加えると、

「○○だから、○○国○○都市に移住する、そこで生活していくには○○語の生活用語をはじめ、ネイティブとある程度自由に会話しなければならない。」

「○○のために、○○国の○○大学の○○学科に合格して○○を勉強して○○学位をとること、その学科の入試条件には、○○語の語学検定○○点以上の点数を取らなければならない。」

「○○だから、○○業種の外資系である○○会社に入り、○○の職種・ポジションに就くこと、その外資系に応募するには、○○語の語学検定○○点以上のレベルと○○語でその業種職種に関する語学能力をを持たないとネイティブとの面接には落ちる」

になります。

移住なら移住のための語学能力は場合によっては移住先の国から求められることもあるので必要ですし、留学なら留学先の受験の条件として語学能力が証明できる語学検定の証明書を提出しないといけませんし、外資系の会社ですと職種によって基本的なビジネスレベルに外国語で専門知識を理解できるかどうかまで求められることが多いです。

こうして明確にその条件があれば、その条件をそのまま目標にしなければなりません。
明確になければ、ググれば先輩たちの経験談がいっぱいあるはず、それらを参考に目標を決めるといいです。

スケジュールを細かく引こう。

目的と目標、両方決めたら、
最後は目標達成のためのスケジュールを引くことです。

大事なのは、自分の性格と取り巻く環境の現状を分析してスケジュールを引くことです。
自分の性格はどうなのかは人それぞれなので、アドバイスをすると、自分の今まで成し遂げたことを振り返ってみることです。どのようにして成し遂げたのか、そのパターンを理解することに意味があります。

それと取り巻く環境の現状を分析してからスケジュールを引くことです。

仕事は忙しいのか?家族事情あるのか?ほかにやらなければならないことはあるのか?それぞれどれほど時間を確保すべきなのか、残った時間の中からどれぐらい語学勉強に割り当てられるか。平日と休日の勉強時間は変わるのか、隙間時間はあるのか?

以上を考慮してから、まずはゴール達成の時期を決め、そして半年単位、月単位、さらに週単位、一日単位まで落とし込む。

そして一日単にまで落とし込んだスケジュールが100%無理ではないことを確認できれば、とりあえずそれをもとにまず試してみることです。

さきほどの例に「スケジュール」を付け加えると

「○○だから、3年後に○○国○○都市に移住する、そこで生活していくには○○語の生活用語をはじめ、ネイティブとある程度自由に会話しなければならない。そのためには、2年半後までに○○国が求めている○○語の語学検定の○○レベルに合格する必要がある。なので、平日に1日に4時間、休日には8時間の勉強時間を確保して、6か月後にまず簡単な○○レベルに合格して、1年後にちょっと上の○○レベルに合格して、最終的に2年目の時点から○○レベルに挑戦すること」

「○○のために、2年後には○○国の○○大学の○○学科で○○を勉強して○○学位をとるためにその入学試験に合格する。その学科の入試条件には、○○語の語学検定○○点以上の点数を取らなければならない。今は○○点なので、○○語の語学検定を1年半で○○点まで上げるための準備をしなければいけない、そのためには、1日に6時間の勉強時間を確保し、3か月ごとに+○○点が取れ、最終的に○○点以上を取ること」

「○○だから、1年後には○○業種の外資系である○○会社に入り、○○の職種・ポジションに就くこと、その外資系に応募するには、○○語の語学検定○○点以上のレベルと○○語でその業種職種に関する語学能力をを持たないとネイティブとの面接では落ちる。今は○○点ぐらいあり、専門知識を○○語で説明できないので、そのためには、1日4時間の勉強時間を確保し、また休日には○○語で書かれた専門知識に関する書籍を読み、3か月後に○○点以上の合格と、6ヶ月後には○○点以上の合格、さらに○○語で専門知識について会話できること」

です。

ちなみに、最初の1週間で無理とわかったら、引き直してください。
さもなければ、また勉強をやらなくなってしまいます。

まとめ

  • 目的を具体的に
  • 目標は最低達成条件を
  • スケジュールは細かく、明確的に

態度と姿勢を正して、楽しもう

語学勉強に限らず、新しいことを始めるために必要な態度・姿勢は共通です。

それが、恥を知らないこと。

最初からパーフェクトにできる人はほとんどいないので、失敗や間違いはつきものです。
特に語学勉強の人によくありがちなのが、自分はまだ上手じゃないから一切喋らない、一切書かないことです。それだと永遠に「勉強中」で「マスター」にはなれません。

なので、失敗はつきもの、間違いは当たり前、という心構えで臨みましょう。

そうすると、間違いが見る見るうちに少なくなり、失敗もしなくなり、どんどん楽しくなります。

そして、どんどん上達になるのです。

最初から拒否反応では、永遠に拒否反応に付き纏われます。

精神論的なことはこれ以上言う必要はないと思います。必要な人はアマゾンでそれらの本を探してみるといいでしょう。

言語をマスターする方法

次節に書きます↓

最後に、新しい言語をマスターできる、シンプルな勉強法と上達法をお伝えします。

ネイティブ並みにマスターする方法です。
基礎の基礎ですが、あらゆる言語で共通する勉強法なので、覚えておくと楽です。

大前提

まず、読む・書く・聞く・話す以前の「大前提」の話をします。

それが、「言語の(品詞関係)構造を理解する」ことです。

ようするに、めちゃくちゃ長い文章を与えられても、正しくそれを分解できるかどうかですね。

長い文章をいっぱい与えられてもそれぞれの分解法を暗記する、いわゆる「文型」的なものではありません。あれは、語学勉強商法がよく使うやつですね。なぜなら、「いくらでも違う文型が作れる」からです。

シンプルですよ、文章構造は。

世界の言語は本当にいっぱいありますが、

共通しているのは、「品詞の種類があり、文内では上下関係(修飾する側か、される側か)がある」です。

どの言語でも、品詞は基本的には下記通りのものしかないです。

文内では、「動詞、名詞、副詞、形容詞、助詞(前置詞、後置詞)」
文章では、「接続詞、感嘆詞」

文法書とか研究者などの間では細かい名称の違いはあるものの、
おおむね上記の7個を覚えておけばいいと思います。

品詞関係、上下関係

文内では、「動詞、名詞、副詞、形容詞、助詞(前置詞、後置詞)」がありますが、
それぞれの関係性を示すと以下の通りになります。
  • 文の中心は、動詞である。
  • 動詞は、副詞の種類を決める。→副詞は動詞を修飾する。
  • 動詞は、助詞の種類と役割を決める。→助詞は動詞を修飾する
  • 助詞は、決められた役割にあう名詞を選別する。→名詞は助詞を修飾する。
  • 名詞は、自分を修飾する形容詞の種類を決める。→形容詞は名詞を修飾する。
  • 文の中で唯一ほかの品詞を修飾しないのが動詞。
文章では、「接続詞、感嘆詞」がありますが、
それぞれの関係性をしまします。
  • 接続詞は、文を繋いで、その「関係性」を示す。
  • 関係性とは、おおむね「因果関係」「時間関係」です。
  • 感嘆詞は、話者の感情を付け加えるためです。
細かい説明は省略します。

語順による文内品詞関係の違い(文構造)

日本語、韓国語などのSOV

((形容詞→名詞)→助詞)((形容詞→名詞)→助詞)→(副詞→動詞)

英語、中国語、タイ語などのSVO

パターン1(助詞←(形容詞→名詞))→(副詞→動詞)←(助詞←(形容詞→名詞))
パターン2(助詞←(名詞←形容詞))→(動詞←副詞)←(助詞←(名詞←形容詞))

純粋なアラビア語、古ヘブライ語などのVSO

(動詞←副詞)←(助詞←(名詞←形容詞))(助詞←(名詞←形容詞))

日本語(※自分の母国語)の文構造を理解しよう

自分の母国語ではどんな文構造になっているのかを、
まず正しく理解することが、
新しい言語の勉強に役立ちます。
日本語の文構造は基本的には前述の通り

((形容詞→名詞)→助詞)((形容詞→名詞)→助詞)→(副詞→動詞)

です。

教材の選別

教材の選別についてですが、
文構造に関する基本的な教材と
読む・書く・聞く・話すそれぞれに必要な教材を分けてお伝えします。

文構造

語学勉強ビジネスではしばしば文法をあえて複雑化、難解化して儲けようとしてるので、文法という単語は正直使いたくありません。

なので、本当に必要な文法(これさえ把握すればOKなもの)はここで文構造といいます。
文構造を使うために理解しなければいけない単語や語形変化、性などがわかる本を一冊用意しましょう。

文構造の本は、語学勉強というビジネスでは売れない(売りたくない)とされているので、

分かりやすいものはほとんどありません。

なので、工夫は必要ですが、とりあえずレッスン型ではない、基本的に文法のみを説明する本を一冊用意するといいでしょう。(オンラインの教材だと、東外大言語モジュールに文法編があるので、おすすめです。)

※注意:例外が多い文法書はいい文法書ではありませんので避けてください。
あとは、辞典ですね。特に品詞の種類が書かれているものがおすすめです。(オンラインでも構いません)

基本的な構造がわかれば、あとは読む・書く・聞く・話すそれぞれの教材を選別して、実際にやりながら慣れていく。

読む・書く・聞く・話すの教材を選ぶ時の共通事項

自分が好きなジャンルで大丈夫です。

よく小説がいい、TEDがいいとかいう人がいるんですが、

それはその人がそういうのがいいであって、
みんながみんなでそういうのがいいとは限らない。

まったく興味ない人はあえてそういうものを選ぶ必要はありません、

ただでさえ退屈な言語学習に辞める動機をわざとつけてどうするんだって感じです。
とにかくその言語を使ってるものであれば何でもいいです。

何がいいとかよりも、長続きすることが一番大事です。

学習の順番

話す・聞く → 読む・書く の順番で学習するといいでしょう。
とくに「正しい発音の練習」を最初の数日間~数週間は重点的にやることです。
最初に正しい発音の練習をせずに進めてしまうと、あとで矯正するときは倍以上の労力を要します。

また、正しく発音ができると、実は「聞く」能力も高くなります。

話す

まずは、発音の練習をしましょう。
その言語に使われるすべての発音を、正しく発音できるまで練習を繰り返しましょう。

教材は、「絶対に」カタカナ表記のものを避けてください。

あれはあなたの言語能力をだめにします。

オンラインでもメジャーな言語であれば無料で発音練習ができる教材が多いと思います。
Youtubeで調べればたくさん出てくるので、活用しましょう。

また、注意が必要なのは、
もし勉強したい言語に、いくつかのメジャーな発音種類(英語で言うとイギリス英語かアメリカ英語)がある場合、なるべく目的と関連するのを選びましょう。(特になければ好みでもいいですが)

その後、読む練習と聞く練習に合わせて、話す練習を増やしていきましょう。
また、ネイティブの方・ネイティブレベルの方と話す練習をするのもいいでしょう。

聞く

発音をマスター出来たら、聞く練習をします。

自分が好きなものを、タイプの違うのをいくつか用意しましょう

Podcastでもいいし、ラジオでもいいし、テレビ番組でもいいし、ユーチューブでもいいし、ネットフリックス・Hulu・Amazon Prime Videoでもいいです。

日本語字幕付きのほうが、疲れているときには日本語で普通に見れるのでいいかもしれません。

目指すのは、
発音・単語を一つ一つ聞き取れることです。

そのあとは、シャドーイングをやってください。

教材は上記のようなものでOKです。ひたすらシャドーイングをしてください。
シャドーイングのやり方についてですが、ググれば出てくるはずです。

また、できれば性別年代職業ごとの発音、しゃべり方を一通り聞きましょう。

読む

自分が好きな読み物を、タイプの違うのを何冊か用意するといいでしょう、

一冊だと飽きてしまうし、同じタイプばかりだとうんざりしちゃうし、長続きしません。
紙面がいい人なら紙面で、電子書籍がいい人なら電子書籍、Web記事でも、漫画でも、ニュースでも、コミュニティでも、SNSでもなんでもいいです。

読んでいるときに、できれば口に出して発音練習もしましょう。
そして、読む量をだんだん増やしていきましょう。

書く

特に先生がいない独学の人は、

最初のうちは書いたものが正しいのかわからないので、
読み物をひたすら書き写すといいでしょう。

書き写しているうちに、文の構造もより深く理解できて、正しい文法が習得できます。

その後、自分が書きたいものからどんどん書いてください。
ネイティブな方やマスターしている方がいれば添削してもらってください。

それから

それからは、自分が目指したい目標と目的に合わせて、
その分野においての「話す・聞く・読む・書く」能力を伸ばしておけばいいかと思います。

例えば英語圏への留学が目的で、TOEFLの点数を取るのが目標であれば、
TOEFLによく出る学術的な用語の学習と文章の練習を重点的にやる必要があるでしょう。

先生を探す時のポイント

基本的に独学のことしか書いていませんが、
おそらく外国語スクールに入る方もいるかと思いますので、
先生を探す時のポイントを3点お伝えします。
  • 初級者は、日本人先生を選びなさい
初級者は、絶対ネイティブの先生を選ばないほうがいいです。
かならず、ネイティブ・バイリンガルではない、外国語教育を受けて外国語をマスターした日本人先生を選びなさい。

なぜなら、あなたが外国語を勉強していく中で絶対ぶつかる壁を全部越えてきたのだから、

その壁の越え方を知っているのです。
  • 先生のバックグラウンドを調べてください。
言語・言語教育の専攻だったのかどうかは、あなたに質のいい学習方法と内容を提供できるかと深くかかわっています。特にネイティブの方を選ぶときはなおさらです。ちゃんとした言語・言語教育の専攻ではない先生は、自分の思ってることがすべてだと思いがちで、かつあなたの質問と疑問に答えられないのです。
  • スクールの種類を気にしなさい。
「○会話教室」は一番だめです。なぜなら、あれはほとんど目的がないからです。そこに通えば通うほど語学力は上がらず学校がどんどん儲かるしくみになっているからです。
目的があれば、例えばTOEFLを取るためであればTOEFL専門の教室、ビジネス系であればビジネス系の教室を選んでください。

最後に

ほぼ添削せず殴り書きでしたが、新しい言語をマスターしたい方の参考になればうれしいです。
時間があれば文構造の話をもっと書こうかなと思います。

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